読書感想文の書き出しがわからない人に4パターン紹介します
こんにちは、甲斐翔太です。
夏休みの宿題の中には、多くの人が嫌いな読書感想文がありますね。この読書感想文に苦労している人も多いのではないでしょうか?私もぶっちゃけてしまえば、かなり苦手でした。今は文章を書いてそれなりになんとか生活しているので、文章を書くのは楽しいですが、当時は一番苦痛だったかもしれませんね(^_^;)
何を書いていいのかわからないし、どうやって書き始めればいいのかもいまいちわからない。それに学校では、読書感想文の書き方ってあんまり教えてもらったことがないような気がしますよね。
私も今は本を読んでから文章を書くことがだいぶ多くなりました。昔ほど苦痛を感じることなく書けるようになって、結構世界が変わりましたね。大人になってからも文章を書く機会ってたまにありますから、この際に覚えてしまいましょう!!
ということで、今悩んでいる方向けに読書感想文の書き出しについて4パターン解説していきたいと思います。
目次
まず、本はしっかり読もう
読書感想文を書くにあたっては、やっぱり最初から最後まで読んだほうがスラスラ書けるようになるでしょう。ところどころ読んだだけでは中身の薄い文章になってしまいますし、気づけばあらすじ紹介文になっていることでしょう。
必ずあなた自身で本屋さんに出向いて、興味のある本を見つけて、読み始めましょう。友達が選んだからとか、他の本よりも薄かったからとか、そういう理由で選ぶのは辞めましょう。書けなくて後悔します。
本屋さんを回っていれば、この本を読んでみたいなって思える本を必ず見つけることができるはずです。それは、表紙や装丁と呼ばれる絵に惹かれることもあるでしょうし、本屋さんにあるPOPに惹かれることもあるでしょう。
そうやってあなたが惹かれて買った本の方が読む気になりますし、感想も書きやすくなります。
読書感想文の書き出し例4パターンの解説
それでは、以下に書き出し例を4つ紹介していきます。
1.本との出会いやきっかけを簡潔に書く
あなたが読書感想文を書くにあたって、本との出会いや読もうと思ったきっかけを書いていきましょう。それこそ、本の表紙に惹かれる場合もあるでしょうし、POPに惹かれることもあるでしょう。
もしくは、あなたが今悩んでいることを解決してくれそうな本のタイトルだったからかもしれません。それであれば、その本を読む前にあなたがどんなことで悩んでいたのかを書いてみるのもいいでしょう。
もしくは本の主人公の境遇とあなたの置かれている状況が似ていることだってあるかもしれません。「なぜ読もうと思ったのか?」そのことがあなたの感想に直結している場合ってよくあることですから、書いてみるといいでしょう。
【読書感想文の大きな流れの例】
・本との出会いや読もうと思ったきっかけを書く
・本を読んだ上でどんな感想を持ったのか、なぜその感想を持ったのかを書く
・読む前の自分はどんな自分で、読んだ後の自分はどんな自分になったのかを書く
・本を読んだことであなたの生活はどう変わったのか、どう変えたいのかを書く
2.本を読んだ上での感想を一言で表す
いきなり、感想を書くパターンですね。
「主人公の行動に感動した」「勇気が出た」「頑張ろうって思えた」「驚いた」「前を向こうと思った」「夢に挑戦しようと思えた」「食べ物を大切にしようと思った」など、本を読んで一番強く残った感想を書いてみるのです。
その場合、「すごかった」とか「良かった」などは抽象的な感想なので、「何ですごかったのか?」とか「何で良かったのか?」というところを深く考えて冒頭に書いてみましょう。
そういった書き出しから始めることによって、本を読む前と読んだ後のあなたの生活の変化を書いていくことができるというわけです。
例えば、「勇気が出ました」という書き始めをすれば、
「なぜ勇気が出たのか?」
「どんなことから勇気をもらったのか?」
「なぜ今まで勇気が出なかったのか?」
「勇気が出たことによってこれからの生活がどう変わったのか?また、どう変えていきたのか?」
そういった内容を書いていくことができますよね。
難しく考える必要もないですし、あらすじを紹介する必要もありません。本から学んだことをこれからどう活かしていきたいのか?どう活かせることができるのか?そういったことが書きやすくなるというわけです。
【読書感想文の大きな流れの例】
・一言の感想を書く
・なぜその感想に至ったのかを明確にする
・読む前の自分はどんな自分で、読んだ後の自分はどんな自分になったのかを書く
・本を読んだことであなたの生活はどう変わったのか、どう変えたいのかを書く
3.本を読む前の自分について書く
読書感想文の大きなテーマというのは、読書をしたことによってどんなことを学ぶことができたのか?というところなのです。
あなた本を読んでから、どんなことが変わったのか?それを明確にしてから、読む前の自分について少し書いてみるといいでしょう。
例えば、本を読んで勇気が出たのであれば、勇気が出なかった時の自分について書いてみればいいわけです。失敗することが怖くて自信がないことには挑戦しなかったとか、やりたいことがあっても自分には無理だと思って諦めていたなどですね。
あなたが過去に経験したストーリーがあるのであれば、それを載せた方がいいです。そうすると、本から学んだことがわかりやすくなるので、より濃い感想文になることでしょう。
【読書感想文の大きな流れの例】
・本を読む前の自分についての実話を書く
・本を読んだ後どんな自分になったのかを書く
・本を読んだ上でどんな感想を持ったのか、なぜその感想を持ったのかを書く
・本を読んだことであなたの生活はどう変わったのか、どう変えたいのかを書く
4.本を読んで変わった自分について書く
これは上に書いた書き出しと逆パターンですね。
本を読んだことによって学んだことを最初に明確にしてしまうのです。本を読んだことによってあなた自身がどのように変わったのか?を最初に書いてしまいましょう。
それから、過去の自分との比較や本から学んだこと、感想などを書いていけばいいのです。最初に自分の変化した部分について書いていくので、結論をまとめやすい書き方にはなっています。ですから、最初と最後を基本的には同じことを書くイメージになりますね。
【読書感想文の大きな流れの例】
・本を読んだ後のどんな自分になったのかを書く
・本を読む前の自分についての実話を書く
・本を読んだ上でどんな感想を持ったのか、なぜその感想を持ったのかを書く
・本を読んだことであなたの生活はどう変わったのか、どう変えたいのかを書く
まとめ
読書感想文の書き出しで躓いてしまう人が多い理由の一つには、「読書感想文全体でどんなことを書いていくのか?」という構成が出来上がっていないからなんです。
だからあらすじ紹介のような文章になってしまいがちだったり、すごいとかよかったとか、かっこいいとか、そういう抽象的な感想で終わってしまうというわけです。
そうではなくて、大事なことは「その本を読んでどんなことを学んだのか?」ということなのです。
本は、読む人によって違った学びを得ることができます。
ただ読んで面白かったで終わらせるのではなく、そこからどんなことを学ぶことができたのか、学んだことをこれからどんなことに活かしていきたいのか、それを文章にすることが、読書感想文の価値なのです。
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