親知らず抜歯は痛い?4本抜いた体験談とメリットを全部教えます
こんにちは、甲斐翔太です。
親知らずの抜歯。
怖いですよね。
歯医者さんに通院している方で、何かしら親知らずに問題を抱えているのであれば、抜歯を勧められたことがあるはずです。でも、抜歯と聞いてネガティブなイメージを抱えている人も多いはずです。
何を隠そう私もネガティブなイメージしか湧きませんでしたからね。
でも一度痛み出すと、しばらく痛みが続いてしまってどんどん体力は奪われてしまうのが親知らずの痛みです。私の場合は、虫歯になってしまって痛くなったことと歯茎に菌が溜まってしまって炎症を起こしているパターンの2つを味わいました。
私から伝えたいことは、実際に抜いてどうなったのか?何が不便だったのか?痛みはどんな感じなのか?抜いたメリットは何なのか?
そういったことを、これから抜歯を考えている人、迷っている人に向けてお伝えしようと思います。
目次
1本目の痛みは急にやってきた
当時大学生だった甲斐青年は、学校とバイトと家の往復をしていました。それまでの人生で歯が痛いなんて経験はなく、歯医者には小学生時代に通っていただけでした。
ある日、なんか奥歯に違和感があるなあーなんて思っていたら、数日中にズキズキと痛みがやってきました。次第にご飯を食べることに苦痛を感じるほどの痛みになってきてしまって、歯医者に行ったんです。
原因は歯茎の炎症
家から一番近所にある歯医者に電話して行ってみました。
そして診てもらうと、「歯茎が炎症を起こしている」と言われたわけです。
簡単に言うと、親知らずの歯が歯茎からすべて出ているわけではなくて、半分隠れている状況であり、そこに汚れが溜まってしまって炎症を起こして大きくなっているとのこと。
さらに厄介なことにその大きくなった歯茎の一部が上の親知らずとの間でサンドイッチされてどんどん傷ついていたらしいんです。
絵にすると、こんな感じw
そして歯医者さんは、言いました。
「抜いちゃいましょう」
僕「え?( ゚Д゚)」
歯医者さん「麻酔はなしでいいよね?」
僕「え?( ゚Д゚)」
ノー麻酔で抜かれそうになって激痛・・
そして何が始まったかというと、親知らずをよくわからない棒みたいのでグイグイ押すんです。
普通に痛い。
我慢してたけど、顔が力んでいたからか、「痛い?(-_-メ)」とかちょっとキレ気味に言われて・・・
何で怒られなきゃいけないのか全くわからないんですが、痛いものは痛いので控え目にうなずく。
そうして麻酔を経て抜歯し、バイトに向かいました。麻酔をすると抜歯という作業には痛みを感じませんでしたね!
麻酔が切れたらめっちゃ痛い
バイトしながら、ガーゼのような綿のようなものを奥歯で噛んでいましたw
その間は、まだ麻酔が効いていたので、案外抜歯なんて余裕だなーって思っていたんですが、麻酔の効果は切れます。段々ズキズキしてくることに気付きます。
段々ズキズキでは済まないほどの痛みとなり、めちゃくちゃしんどくなってきました。
なんというか、奥歯に心臓があるんじゃないかってくらいドキドキしているし、あごまでしびれるように痛くなりました。
なんとかバイトは乗り切りましたが夜に地獄が待っていました。
一週間以上止まらない
家に帰ると、余計に痛みが強くなります。なぜかはわかりませんが、バイトしている時の方が痛くないんです。おそらくアドレナリンとかの問題でしょうね。
で、寝られないくらい痛むんです。すごくイライラしてきます。
でもなんだかんだ眠りについて、朝起きると、すげー口が乾いていて、痛みます。
そして、
恐ろしいことに、
枕が血で滲んでいます・・・
本気でビビりました!
これが1週間続きましたね。苦痛です。朝起きた時の不快指数はかなり高めでした。
2本目は右上
1本目を抜いてから絶対にもう抜きたくないって思っていたんですが、やってきてしまいました。
1本目を抜いてから空いた期間は、2年ほどですね。
原因は虫歯
話すのも、食べるのも痛い。飲むのもしみる。なんていうか、ツーンって痛むんです。口を開けるのもしんどくてずっとほっぺに手を当ててなきゃダメなくらいの痛みになってしまっていました。
とりあえず、前回行った歯医者は嫌なので、違う歯医者に電話して行ってみました。
診てもらうと、かなり虫歯が進行しているとのこと。治療することも可能だけど、親知らずって歯ブラシで磨きにくいし、結局歯茎で少し隠れているから、虫歯になる確率が高いんだよねーとのこと。
そして現状は歯が削れてきてしまって、神経に到達しているから、痛むんだよって教えてくれました。なんて丁寧な歯医者さんなんだろう!って思ったのがその時ですが、前回行ったところが不親切だっただけなのかもしれませんね。
そしてその場では、詰め物を入れてくれて、応急処置をしてくれました。そして、抜く治療と、虫歯を治して保存する治療の説明をしてくれて、抜く抜かないの判断は患者さんに任せるという説明を受けました。
そうだよね、そういう説明を受けるのって大事だよね。
僕は大学時代に心理学部でカウンセリングの勉強をしていたのですが、インフォームドコンセントの重要性を改めて知ることができましたね。
インフォームド・コンセント(英: informed consent)とは、「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味する概念。
特に、医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治療や臨床試験・治験の内容についてよく説明を受け十分理解した上で(英: informed)、対象者が自らの自由意思に基づいて医療従事者と方針において合意する(英: consent)ことである(単なる「同意」だけでなく、説明を受けた上で治療を拒否することもインフォームド・コンセントに含まれる)。引用元:wikipedia
やっぱりちゃんと説明を受けることが重要ですね。
下の歯ほどは痛くないけど・・・
で、結果的に抜歯を選びました!!
なぜか?このまま治療をしても、また虫歯になる確率が高いと判断したからです。この時は4本の親知らずすべてを抜いた方がいいんだろうなあと思っていたこともあります。
もちろん麻酔をしてもらって抜歯をしました。そして、薬も処方してくれましたし、数日以内にまた来てくださいと言われ、消毒までしてくれました。
痛みは前回の下の歯ほど痛くなかったんです。それは抜き方、薬、消毒も関係あるかもしれないですが。
でも、やっぱり痛みは続きますね。
3本目は左上
そのまま同じ歯医者に通うようになって、左上も痛みこそ出ていないものの虫歯になっていることを言われました。虫歯ってなんなんですかね。ってか虫って聞くだけですごい嫌だwちなみに虫は大嫌い。
そして左上も抜歯することにしました。正直に言えば嫌だったんですが、やっぱり歯を磨きにくいこともあって抜歯することにしたわけです。
もうすでに3回目となり、かなり慣れたもんだろって思っていましたが、やっぱり痛いです。
最後が右下
そしてこの右下を抜いたのは、つい最近です。すでに何度か痛みを感じていたのですが、ごまかしながらこれまで生きてきました。というのも、上の歯を抜いてからは1年の期間が空いたのです。
原因はまたしても歯茎
下の歯は虫歯じゃなくて歯茎が原因でした。つまりは、1本目と同じように歯茎が汚れによって腫れてしまったわけです。幸い上の歯はすでになかったので、サンドされることはなかったのですが、放っておくだけでも痛むようになってしまいました。
何度か消毒することによって腫れがひいたりしていたので、誤魔化していたわけですが、決断を迫られるんですよね。どうしますか?って。それも毎回のように。
もうトラウマになっていたから放置1年半
下の歯と上の歯は痛みの強さが違うと説明もされたんです。
となると、思い出すのはあの一週間のこと。いやマジで怖いんです。
「お願いします(^^)」なんて軽い気持ちでは言えなかったんですよね。
上に歯がないから抜いたほうがいいと言われ
結局下の歯1本残っていても、噛み合わせる歯がないということと、磨きにくいこと、すぐに腫れてしまうということを説明されました。だから抜いた方がいいっておもっていたんですよね。
でもすぐにはそんな決断できないまま、腫れる⇒消毒する、を3回くらい繰り返してから気付きました。
抜いたほうがいいだろ・・・
抜歯です。
麻酔と縫合までしてくれた
抜歯にあたって麻酔はもちろんしてくれたのですが、今回は縫ってくれました。
下の歯は出血が多いことや痛みが強いこと、食べかすが空いた穴に落ちやすいことから、縫合するのだそうです。
終わってから激痛
でも、下の歯なので痛かった。
あごまでしびれるし、頭も痛くなるし、夜は眠れないのはそこまで変わりません。
でも出血はほとんどなしですね!!
ただ、痛みが出ることで食欲は減退しますし、仕事をやる元気もなくなってしまいますし、正直抜いた直後はしんどかった・・・。
抜歯してわかった不便なこと
・抜歯してからは、痛みがある
・歯磨きは慎重にそーっとやらなきゃいけない
・食べる時は抜歯していない方だけで噛まなきゃいけない
・下の親知らずの方が出血と痛みが強い
とはいえ、抜いたメリットだっていっぱいあるよ
4本の抜歯ストーリーはどうだったでしょうか?
「どうでもよかった!」
そんな声が聞こえてくる気がするけど。
とりあえず、抜歯は痛かったんだよって言いたい。わかってもらいたい。
でも、それじゃあ抜歯するか迷っている人にとってはビビるだけの記事になっちゃうから、抜歯して良かったことをお伝えします。
奥歯にものが挟まらなくなる
今まで親知らずの歯と、一つ手前の親知ってるの歯の間に挟まることがたまにあったんです。
そこに挟まると取るのめちゃくちゃ大変じゃないですか?結局ご飯を食べる場合は、奥歯で噛むのが当たり前ですから、そこに挟まることがあるのは当たり前ですよね。
でも親知らずがなくなったおかげで、ノー挟まりになりました。
これはすごく嬉しいことなんです。
外食してて挟まった時、爪楊枝でなんとかしようと思っても奥過ぎて除去できないことも度々あってすごく嫌だったんですが、今ではそんなことを気にすることもなくなってしまいました!!
歯磨きで嗚咽が出ないほど楽になる
男性なら、一度は経験あるんじゃないでしょうか?
歯磨きしてて嗚咽が出ること。奥歯を必死に磨こうとするから、口の奥に歯ブラシの先端が当たってしまって、ね。
僕はありましたよw
でも、親知らずがなくなったことによって嗚咽が出ることも全くなくなりました。めちゃくちゃ歯磨きしやすくなったということですね!!
虫歯になる確率が減った
正直歯ブラシで磨きやすくなったことによって、虫歯になる確率が減りました。
痛みを感じている時って、どうしても歯磨きをしたくなくなりますからね。歯茎が腫れてしまうと、簡単に出血してしまいますし、水ですら滲みて痛いです。
でも磨きやすくなったことと、歯茎を傷つけることも腫れさせてしまうこともなくなったので、不快になることもありません。
痛みのない生活を手に入れた
今まで奥歯に何かしらの痛みを抱えて数年間生きてきたわけですが、その痛みから解放されました。正直何度も痛い経験をしてきたので、もうコリゴリしています。
これからは、虫歯や歯周病などに気を付けてさえいれば、基本的には困ることはないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?すべて実話であり、私が経験してきたことです。
抜歯することで痛みを伴うわけですが、抜いたことによって親知らずが痛むこともなくなり、歯磨きしやすくなるメリットもありました。
正直抜くのも抜かないのもしっかり歯医者さんの見解を聞いて判断するのがいいと思います。親知らずを残しておくメリットだってきっとあるはずです。
何でもそうなんですが、最終的には自分で判断する力が重要になります。
「抜いたほうがいいって言われたから抜きましたー!」では、判断力って身につかないんですよ。
世の中には情報があふれていますから、探し続ければいくらでもあります。ありすぎます。だから何が正しいのか、自分にとって必要な情報って何なのかがわからなくなって、どんどん迷子になってしまいます。
私は抜くか抜かないか迷う時間が長すぎて、無駄な時間を過ごしました。
痛い思いをした時間も長かったです。
ということで、「抜くなら抜く、抜かないなら抜かない」この判断を早くすると、痛みを我慢する時間も少なくなりますよ。
私は、もっと短期間にさっさと抜いてしまえばよかったです・・・
4本抜くのに、何度も抜歯以外に痛い思いをしていたのですから・・・。
ディスカッション
コメント一覧
今日おやしらず抜きました!
真っ直ぐ生えていたので2.3分くらいで抜き終わり…
サンドウィッチの流れが全く一緒だったので
共感しました。今は痛みで起きゴロゴロしています笑
記事面白かったです、参考にします!
コメントありがとうございます!
面白いと言って頂き嬉しい限りです^^
親知らずは痛いですよね・・・
抜いた後も痛みが続きますが、頑張って耐えて下さいね。